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終活~相続 準備その3 私も遺言書必要なの?
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は終活の話題。
遺言書の作成って、お金持ちがやることと思ってませんか?
あれは誰に、それは誰に、って、資産価値のあるものを家族や親族に遺すための指示書、という認識じゃないかと思います。
資産家が亡くなって、遺族の前で弁護士が遺言書を開封して「ちょっと何なのよー!!」っていうドラマ、よく見かけますよね。
だから、一般家庭には不要じゃないの?
私には無縁の話、と考えているひとが多いはず。
以下の状況にあてはまる人は準備した方がいいようです。
- 子どもがいない
- 相続人が一人もいない
- 相続人の数が多い
- 内縁の妻(または夫)がいる
- 自分が死んだ後の妻(または夫)の生活が心配だ
- 相続人の中に行方不明者がいる
- 世話を焼いてくれた嫁(または婿)がいる
- 障害をもつ子どもにより多くの財産を与えたい
- 家業を継ぐ子どもがいる
- 遺産のほとんどが不動産だ
- 自分でもどのくらい遺産があるかよくわからない
- 再婚など、家族構成に複雑な事情がある
- 遺産を社会や福祉のために役立てたい
- 相続に自分の意志を反映したい
- 特定の人だけに財産を譲りたい
- 推定相続人以外に相続させたい
- 財産を予め同居している子の名義にしておきたい
- 隠し子がいる…(笑)
遺言書作成は何もお金持ちに限らない、ということがお分かりいただけるでしょうか。
普通の人でも、あった方がいいよね、と思われます。
では、なぜ必要なんでしょうか?
それは「家族や親族内における遺産分割に関するもめごとやトラブルを回避するため」です。
「そんなの、円満な家庭なら不要なのでは?」と思いますよね。
家族間、親族間の仲が良いと、遺言書は必要ないと思われるかもしれませんが、遺産分割協議を行っているうちにトラブルに発展するケースは残念ながらよくあるんですって。
しかも、多額の遺産がある場合よりも、5,000万円以下の場合でより揉める。
少ないほど揉める、という傾向があるようですよ。
ただ、遺言書さえあれば回避できるトラブルも多くあるということなので、残される家族や親族に相続トラブルが起きないようにするためにも、自分の最後の意思表示である、遺言書を作成しておきましょう。
自分が死んだ後に、揉め事で親族が不仲、とか、いたたまれませんよね。
ご存じかと思いますが、相続の原則というものがありまして、法定相続人にも優先順位が決まっています。
故人が遺言で何も言わなかったら、法定相続人たちで法律に則って遺産を分けます。
もしかしたら、本当に遺したい人には遺せないという場合も発生します。
また、相続人が誰もいない場合もあります。
そういう時には、特別縁故者(※相続人がいない相続財産を家庭裁判所の裁判に基づいて分与された者 by Wikipedia)へ渡ります。
この特別縁故者とは、一緒に暮らしていた方や身の回りの世話や看護をしてくれた方などが該当する可能性がありますが、生前に故人が自身で家庭裁判所に申し立てを行い、認可されなければならないという制度です。
そうした該当者もいなければ、最終的には故人の財産は国に帰属することになります。
何もしなければ税金のように国が徴収していくんですね。
せっかくの財産を国に使われるくらいなら、自分の望む社会貢献をしているところに寄付する、ということも可能です。
市町村に使途限定で遺贈することもできますし、NPOや児童養護・介護施設にも可能。寺社仏閣にも遺贈できます。
遺言って、自分の意思を表す、最後の手紙のようなもの。
単にモノやお金を分けるためだけの指示書のようなものではなく、「どうしてその結論に至ったか?」気持ちや事情を説明しておくべきものなんですね。
自分の死後、遺族がどう過ごしてほしいか?
穏やかに、和やかに過ごしてほしければ、「はらたいらに全部!」みたいな極端な遺言はしない方がいいですよね。
とにかくなんでも、生前に説明を尽くしておくほうがいいような気がします。
合わせて、
- パートナーは何か考えているのか?
- 何かしらの備えがしてあるのか?
そんなことを話し合うと、よりいいですよね。
まとめ
財産は、すべて現金化しておいて、使い切って死ぬのがいちばん揉めないんですが、うっかり残ってしまった場合も、しっかり行先を指定しておくといいですね。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
The way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
ラジオ、聴いてくださいね!
過去放送分も配信しています。
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終活~どうする?救命(蘇生)・延命希望
いつもご覧いただきありがとうございます。
救命(蘇生)・延命については、自分の希望を伝えることもさることながら、親の希望も聴いておきたいものです。
高齢の親が、自宅で倒れているのを発見したら、どうするべきか?
ご存じですか?
え!!
どうしよう!!
こういう時どうするんだっけ?
呼吸確認
心拍確認
救急車!
AEDどこにあるっけ?
近所の人に取りに行ってもらおう!
こんなにパパっと頭が回って動けたら、いい方です。
こんなにできる人はあまりいません。
延命に関する希望を聞いていれば、若い人に対する救命と同じように動けばいいと思います。
基本的には、親だろうが、他人だろうが、人には誰に対しても救命義務があるからです。
しかし。
高齢で、持病・障害などがあり、生きることを楽しめていない場合はどうでしょうか?
家族の判断で勝手に救命(蘇生)措置をして、延命してもいいのでしょうか?
あるいは何もしないことを決めてよいのか?
一方で救命義務、一方で本人の尊厳を保つ、という板挟みになります。
下手に延命すると、本人にとっては苦痛を長引かせるだけになってしまう場合もあります。
が。
倒れている人を見て、何もしないわけにはいかない、という気持ちにもなる。
それも大いに理解できる状況です。
そういう大事な、デリケートな話題をどう取り扱うか?
めっちゃ訊きにくいけど、訊く以外に知る方法がありません。
「私はこうしてほしいと思ってるけど、父さん(母さん)はどう考えてる?」
親を大切に思っているが故の確認であることが伝わる訊き方になると、変な誤解なく話し合えることでしょう。
そして、相手から返ってきた答えについて、いいとか悪いとか、正しいとか間違っている、などとジャッジするのは厳禁。
どんな答えであっても、訊いた以上は尊重すべきです。
そして、その意思を書面に記してもらうことが大切です。
どちらも書面で示されていたら、救急隊に対しても、警察に対しても、病院に対しても提示して誤解を解くことができます。
『病気によるか事故によるか、いずれにしろ意思表示できなくなる場合がある』
そんな事態は誰にでも起こり得ます。
人が死ぬとき、その死に方やタイミングは選べません。
寿命で老衰、という方は減りました。
事故なのか病気なのか、ゆっくり死ぬのかあっという間に死ぬのか。
どんな死にざまであっても、
を問い続けることによって、亡くなる時の満足度を上げることが可能です。
ですから、親が健在なうちに、「どんな死に方がしたいか?」死にまつわる考えを聴いておくことが大切なんです。
ゴールを決めて、過程を選ぶ。どんなプロジェクトでも大切な考え方です。
幸福な死、満足の人生に向かっての道筋を探すことが、タブーであるはずがありません。
大切な家族だからこそ、話し合っていただきたいと思っています。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
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あなたはどんな風にしますか?
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唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
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終活~葬儀 宗派って大事?
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はお葬式の話題。
葬儀についていろいろと考えておいてね、と度々申しておりますが、
- どこでやるのか?
- 誰を呼ぶのか?
- 予算はいくらか?
- 戒名どうする?
ってとこまで来た段階で、
「え?戒名?」
死後に限らず、生前戒名といって、生きているうちに宗教者に依頼してもらっておくことができるんですけど、
要る要らないもそうですが、そもそも家の宗教が何か、正確に知っていますか?
「誰に頼んだらええねん?」というところですね。
日本では、宗派っていうのは仏教、教派というのはキリスト教で使われる言葉のようです。
日本の宗教って、成り立ちもそうですけど、歴史の過程で混ぜられたり(神仏混交)して、もうわけわからん!ってなってますよね。
分け方も、分けた経緯も諸説あり、な感じで、実は曖昧模糊としているようです。
仏教だと、1940年(昭和15年)以前に日本の仏教の成立から見て、教義・歴史・伝統がその根本にある宗派、いわゆる十三宗五十六派ですが、法律の制定や変更によってこちらの分類も刻々と変化していきます。
「宗教団体法」が1940年4月1日に施行され、同法の施行により、宗教団体が認可制となります。
「十三宗五十六派」から合同し、下記の「二十八宗派」が認可されることとなりました。
- 法相宗⇒法相宗
- 華厳宗⇒華厳宗
- 律宗⇒律宗
- 天台宗・天台宗寺門派・天台真盛宗⇒天台宗
- 古義真言宗・真言宗東寺派・真言宗善通寺派・真言宗山階派・真言宗醍醐派・真言宗泉涌寺派・新義真言宗豊山派・新義真言宗智山派⇒真言宗
- 真言律宗⇒真言律宗
- 融通念仏宗⇒融通念仏宗
- 浄土宗⇒浄土宗
- 浄土宗西山光明寺派・浄土宗西山深草派・浄土宗西山禅林寺派⇒浄土宗西山派
- 臨済宗建仁寺派・臨済宗東福寺派・臨済宗建長寺派・臨済宗円覚寺派・臨済宗南禅寺派・臨済宗大徳寺派・臨済宗向嶽寺派・臨済宗妙心寺派・臨済宗天龍寺派・臨済宗永源寺派・臨済宗方広寺派・臨済宗相国寺派・臨済宗佛通寺派⇒臨済宗
- 臨済宗国泰寺派⇒臨済宗国泰寺派
- 浄土真宗本願寺派⇒浄土真宗本願寺派
- 真宗大谷派⇒真宗大谷派
- 真宗高田派⇒真宗高田派
- 真宗佛光寺派⇒真宗佛光寺派
- 真宗興正派⇒真宗興正派
- 真宗木辺派⇒真宗木辺派
- 真宗出雲路派⇒真宗出雲路派
- 真宗誠照寺派⇒真宗誠照寺派
- 真宗三門徒派⇒真宗三門徒派
- 真宗山元派⇒真宗山元派
- 曹洞宗⇒曹洞宗
- 日蓮宗・顕本法華宗・本門宗⇒日蓮宗
- (旧)本門法華宗・法華宗(本成寺派)・本妙法華宗⇒法華宗
- 日蓮正宗⇒日蓮正宗
- 日蓮宗不受不施派・日蓮宗不受不施講門派⇒本化正宗
- 時宗⇒時宗
- 黄檗宗⇒黄檗宗
めっちゃ多い…。私は聞いたこともない、というのがいくつもあります。
仏教だけでこれだけも、あり過ぎですよね。
さらに、1951年(昭和26年)4月3日に「宗教法人法」が公布・施行され、「二十八宗派」の一部が独立・分派します。
- 真言宗高野派(現、高野山真言宗) - 1946年(昭和21年)、宗教団体法施行により合同した「真言宗」(大真言宗)より独立。
- 真言宗御室派 - 1946年(昭和21年)に、宗教団体法施行により合同した「真言宗」(大真言宗)より独立。
- 真言宗大覚寺派 - 1949年(昭和24年)、宗教団体法施行により合同した「真言宗」(大真言宗)より独立。
- 日蓮宗不受不施派・不受不施日蓮講門宗 - 1946年(昭和21年)、本化正宗は2派に分かれ独立。
- 東寺真言宗 - 1963年(昭和38年)、「真言宗東寺派」から分派・独立。
お宅の宗教はこの中にあったでしょうか?
変遷を見て「ほほぅ」、と思うものもあったかもしれません。
しかしこれだけいっぱい宗派・分派がありますが、実は江戸時代までは、一つの寺院が複数の宗派を兼ねていることも珍しくなかったということ。
何やねーん…、一緒でもよかったんかーい、とガックリします(笑)。
キリスト教の教会・教派も、お互いを否定しあうようなところが多分に見えて、「君たち、同じ神様を信奉しているんだよね?」と突っ込みたくなります。
その点神道はシンプルに見えますね。
宗教って、浮世離れしているようで、めちゃめちゃ人間臭いので、学問としては面白そうです。
あれこれ述べましたが、宗教は多種多様であります。
家の伝統の宗教をよしとするなら、そのスタイルでの葬儀を、もし違うなら、宗派・教派に関係なく、自分の葬儀を自由に決めていい、ということです。
- 宗派の伝統を守りたいか?
- 戒名が欲しいか?欲しくないか?
- 自分は要らないけど、家族はどうかな?
よく考えておいて、近しい人に伝えておくことが大切です。
『死ぬ時のことを考えると、生きるのがラクになる』一見矛盾しているようですが、逆算の思考で現在の暮らしを変えていくことができるようになります。
どんな死にざまであっても、
を問い続けることによって、亡くなる時の満足度を上げることが可能です。
40~50代、急な入院など、意外と体調不安があるんです。
倒れてから後悔するより、知って準備しておくのがいいと思っています。
ぜひ講座にお申し込み・ご参加くださいね。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
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終活~相続 準備その2 Let's現金化
いつもご覧いただきありがとうございます!
また終活ネタですよ。
まだまだあります。
相続でもめたくないなら
もめたくないならきっちり分け切ること。
これに尽きます。
しかも使い勝手の良いきっちりとした分け方。
「え?でも物理的には分けられないものって結構ありますよ?」
そうなんですよね。
だから!分けやすくするんです。
だれでも、もらってうれしいのは、ちゃんと思い通りに使えるもの。
いちばん要らないのは処分に困るもの。
その最たるものが必要ない不動産で、しかも共同名義になっているもの。
互いの同意なしには何もできないものが、一番迷惑ですね。
例えば実家の土地建物。
遺言がないと、子どもの数で頭割り。
遺産分割協議がうまくいけばいいですが、決裂したらほんとに均等割りです。
相手の思うとおりにしてなるものか!と、処分の合意にはなかなか至らなくなります。
そして荒れ果て近所迷惑に。
あなたの死後、そんな未来を望みますか?
揉めて兄弟関係が悪くなるようなことは避けたいはずです。
となれば。
遺すなら現金です。
例で挙げました、実家(あなたの住まい)など不動産。
自分しか価値のわからない趣味の物(推しグッズなど)
着物や骨とう品
証券・株券・会員権など
遺しても、名義変更などがめんどくさいものは、とっとと現金化する。これが遺族もラクで分かりやすいです。
住まいも、老いてきたら交通の便が良いところや、買い物・通院が便利なところに賃貸で移り住むなどしておくと、不動産をスムースに現金化できますね。
「いやでも子どもが泊りに来たら…」とかは考えず、自分の日々の暮らしの快適性だけ考えたらいいと思います。
たまにしか来ない、自立した子どものこと、いつまでも中心に据えていてはだめですよ。
子どもは子どもで暮らしていますから、もう手放してよいのです。
結婚して帰省したら…も考えなくていいです。
実子はいいけど、パートナーが休まりませんから、ホテルなどに宿泊してもらうのがいちばんです。
そうすれば、布団なども日頃の必要数だけに留めておけますし、来訪の度に干したり洗ったりのメンテナンスに心や時間を奪われなくて済みます。
老後は気力体力の温存に努め、自分たちの暮らしのことだけを考えるようにしましょう。
変に遺さず使い切る!
遺産というのは、良くも悪くも影響を与えます。
できることなら遺さずに使い切るのがいちばん。
いかに計画的に減らしていくか?がカギになります。
ただ、いつどう死ぬかが分からないのがギャンブルですよね。
もし、何かを遺すなら、現金一択。
子どもには、あって困るわけではありませんが、どこまでギリギリに減らして死ねるか?
あっぱれ!な死にざまを見せられるといいですね。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
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私の終活 どう死にたいか?は、どう生きたいか
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は40代50代の「私」の終活について。
「どんな死に方がしたいか?」
あなたは考えたことがありますか?
私は幼いころからずっと考えてきました。
今のように積極的でポジティブな理由からではなく、本当に早くいなくなりたかったから。
人生に意味などはなく、ただ苦痛が続くだけ。
そんなふうに思っていました。
痛みも苦しみもなく、煙のように消えてしまえる、そんな死に方はないものか?とたくさんのミステリ小説を読んでは考えていました。
しかし、あらゆるトリックのストーリーを読んだけど、「そんな都合の良い死に方ってないんだな」ということを学んだのみでした。(もちろんお話としてはとても楽しんだんですよ。)
そんな私ですが、今は、「どんな死に方になったとしても、今を、毎日をしっかり生きていけば、想いを伝えておくことでなんとかなる!」と考えるようになりました。
ゴールを決めて、ルートの選択肢を出し、手段を選ぶ。
電車などの乗換案内でも、出てくるじゃないですか。
あなたが優先するのは
どれですか?と訊いてきます。
そして出てきた候補の中から、ベストなものを選んで、乗車する。
人生というプロジェクトでも大切な方法です。
だから、「私がどう死にたいのか?ということは、今これからの私がどう生きたいか?だということ」なんです。
『プロジェクトX』ならぬ『プロジェクトMe』とはそういうことです。私のゴールをしっかり決めて、プランニングしていきましょう。
だけど、
- 死んだ後
- 死ぬとき
- 死ぬまで
- 病気になった時
- 怪我した時
- 認知症になった時
あれやこれや、ほんとにいろんなことが予想されますし、全てにおいて自分で調べるのはめちゃくちゃ大変です。
自分の思いや考えを出す前に、一般的な水準や、他の人の意見を聞いてみたい、と思うこともたくさんあります。
ガッキーこと、
尾上今日子は、まさに死に関する情報を収集した図書館のようです。
死後事務手続きを専門とするライフオーガナイザーですし、死に至る過程もサポートするために介護福祉の知識も続々収集をしています。
- まだいろいろとやり直せる!
- まだ軌道修正が間に合う!
そんな40代50代のあなたに向けて贈る、死への準備と見せかけた、今の暮らしを100倍満喫する方法、です。
みんな、納得して幕引きができたら本望のはずなんですが、現実問題なかなかそうはいきません。
「思ってたんと違う…」と苛立ったり、「こうしておけばよかった」と悔いを残したり、自分の死後、遺族に諍いが起こったり。
鉄拳みたいに「こんな死に方はいやだ!」というフリップ集を作ってみたら、自分でも知らなかった価値基準に気づくことが多々あるんじゃないでしょうか。
そうしたら、今度は「なりたくない・イヤなパターンにはまらない」ためにはどうしたらいいか?を考えることができます。
住んでいる地域や世代で、様々な風習や価値基準がある日本。
誰の意見も思いも否定しない、ライフオーガナイザーがファシリテートするこの講座だからこそ、きっとあなたの日々がより充実し、生きやすくなることと自負しております。
お申込みはこちらからどうぞ!
人が死ぬとき、その死に方やタイミングは選べません。
寿命まで自宅で元気に過ごして老衰死、という方はまれになりました。
事故なのか病気なのか、ゆっくり死ぬのかあっという間に死ぬのか。
どんな死にざまであっても、
を問い続けることによって、亡くなる時の満足度を上げることが可能です。
どう死ぬかより、どう生きるか、が大切なんですね。
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終活~葬儀 見積もりって取るの?
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は終活ネタ。
大枠の予算は決まっているが、細かい仕様について
こうしたら?
こっちのプランにしたら?
この色にはいくら?
などなど、自動車を買う時はディーラーに行って見積もりを出してもらいます。
引っ越しもそうですし、結婚式もあちこち回って、希望を叶えるために必要な金額を詰めていきますよね。
基本的に生活のあらゆるシーンでは、出費の前に金額を確認しています。
でも、なぜか人生ラストのセレモニーである葬儀前には、見積もりを取る人が少ない。
なぜですかね?
葬儀社は待っている!
結婚式と違って、葬式は突発的なものです。
だからこそ、ああしたい、こうしたい、と自分で要望を伝えて、そのための見積もりを取り、遺族に宛ててしたためておいたらいいのに、あまりやる人はいませんね。
なぜでしょうか。
やっぱり葬儀社は縁起の悪い場所っていう思い込みでしょうか?
日頃は関わりを避けたい意識があるかもしれません。
ですが、人間誰でも生まれた以上必ず死んでいきます。
最後はやりたいことをやって、終わったらいいんじゃないかと私は思います。
で、希望を実現するためには、いかほどのお金を準備しておかねばならぬのか?ということを知るために、葬儀社にも見積もりを出してもらいに行ったらいいのですよ、ということを
ガッキー(尾上今日子。よりよく生きるための終活講座講師)にききました。
なんなら数社、回ってもいいですよね。
どこに決めるのかは、会葬者の交通の利便性や、会社の印象、何より妥当な金額でより希望に近い式を挙げてくれるのかどうか?が重要です。
「そもそも、遺族が決めることじゃないん?」
「イマイチようわからんわー」と、思ったあなた。
自分の式なら何でも自分で先に決めといていいし、決めるにあたって分からないことは、プロに相談に乗ってもらったらいいんですよ。
棺のお値段から、祭壇の花の種類や色、量も、流す音楽も自分で決めたらよろしいですやん。
遺影ももちろん、戒名が欲しかったら、自分で宗教者に生前戒名を依頼して、もらっておくこともできます。
湯灌するとかしないとかも決めておいたらいいですし、死に装束も指定しておいて、顔映りのいい色の衣装で、キレイなあなたを覚えておいてもらうことも可能です。
どこまでが自由に決められることで、どこまでが予算の範囲なのか?
直接葬儀社で聞いてみるのは、至極妥当なことだと、私もようやく思うようになりました。
では、行ってみましょう!
まずは予約の電話です。
もしいきなり電話するのが大変なら、イベントなどを開催している時に、様子を見に行くのでもいいかもしれません。
ちょくちょくいろいろなワークショップなどと併せて、いろいろなイベントをやっているところもあります。
基本、待ちのお仕事ですから、いかに気楽に人々に近寄ってきてもらえるか?に腐心されていますよ。
アンテナを立てて、情報をゲットしましょう。
見積もりをとったら、次は必ず家族に「こういうのをやってほしいんだよね」と伝えましょう。
なぜならせっかくの見積もりが役に立たなくなってしまうから。
人生最後の希望です。叶えてもらえるように、調整しておきましょう。
死んだら何も伝えられません。
実際のところ遺族は、「これでよかったのかな?」「喜んでくれるかな?」と悩みながら、葬儀のあれやこれやをどんどん決めていかなければなりません。葬儀の後、どれだけ経っても、あとからあとから、反省や後悔が押し寄せてくるといいます。
だから、前もって決めておくということは、わがままでもなんでもなく、遺族がしっかり悲しむ余地を与える、すてきな思いやりです。
これをご覧のあなたもきっと「パートナーや子どもには迷惑をかけたくない」と考えていることと思います。
であればこそ、お互いに悔いを残さないためには、
などなど、(叶えられるかどうかは別として)まずは希望を伝えてみることがとても重要なんです。
とにかくきっかけを作って、意思を共有すること、これがとても重要です。
もっと気軽に、人生のラストシーンを語り合える世の中にしていきたいです。
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お申込み受付は3月より開始いたします。今しばらくお待ちください。
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私の終活 改正原戸籍の取得
いつもご覧いただきましてありがとうございます。
自分の死後、煩雑な手続きを、少しでもラクにしておくために出来ることをご提案。
今日のポイント
- なぜ必要?
- 誰が取る?
- いつ取る?
- どこでとる?
これらを順番に見ていきましょう。
人の死後には、故人だけでなく、家族親族分の戸籍が必要になるシーンがかなりあります。
生後(婚姻年齢からでも事足りるらしいですが)から現在までの戸籍謄本(改正原戸籍)を揃えます。
主に相続で必要となります。
家族は知らないが、認知している子どもが他にいるという場合(修羅場)、また以前の婚姻で設けた子がいる場合(修羅場)など、様々な事態に備えて、きちんと法に基づいて遺産分割をすすめる手続きに欠かせません。
- 遺言書の検認
- 相続税の申告・納税
- 生命保険金の請求
- 遺族年金の請求
・国民年金の遺族基礎年金請求
・国民年金の寡婦年金請求
・厚生年金の遺族厚生年金請求
・不動産の名義変更
・預貯金の名義変更
・株式の名義変更
・自動車所有権の移転
・電話(加入固定電話)の名義変更
他にも、
太陽光パネルで売電されているおうちは売買契約書の名義変更もありますし、
敷地内に公共物(電柱など)がある場合も必要です。
財産の有無に関わらず、誰でも必要になるのが戸籍謄本です。
2誰が取る?
人が死んでからだと、遺族が取りに行くことになりますが、本人以外による戸籍謄本請求手続きは、本人がやるよりも大変です。
故人との関係性の証明のため、持参する証明書の追加など手間が増えてしまいます。
請求できる続柄も、直系に限られます。
同一戸籍内以外の兄弟姉妹(婚姻などで別に世帯がある人)やもっと遠い血縁だと、委任状が必要です。
交付申請できる人
- 本人及び現在同一戸籍の人
- 必要な戸籍に記載されている人の配偶者
- 必要な戸籍に記載されている人の直系の血族(祖父母、父母、子、孫など)
- 正当な理由があって戸籍謄本等を交付申請する人(代理人が申請する場合は、委任状が必要)
3いつ取る?
上記の理由から、現在までの戸籍は、生きているうちから手元に揃えておくのがおすすめです。
過去の事実に対しての証明ですので、有効期限はありません。
それとは別に、死後の戸籍も必要になりますので、見計らって申請しないと二度手間になってしまいます。ご注意ください。
故人の戸籍謄本が取れるタイミング
死亡届(死亡後7日以内に提出)を役所に提出
↓
届出の内容に問題がなければ、1~2週間後に「死亡」を戸籍謄本に反映
4どこで取る?
戸籍は、本籍地のある市区町村の役所で交付申請をします。
ですから、まず必要な戸籍の本籍地や筆頭者がわからないと請求できません。
親や家族に聞いても本籍地がわからない、という時は、先に本籍地・筆頭者の記載された住民票の写しを取得するといいですね。
窓口で必要書類と共に、「一生分の戸籍謄本を揃えたい」と伝えます。
そこで全部揃わないときは、次の戸籍がどこにあるかを聞いてみるといいでしょう。
本籍地が請求する方のお住まいから遠い場合、あるいは多忙で行けない、という場合にも請求方法があります。
戸籍謄本を郵送で取り寄せる方法は、各自治体のホームページで詳しく説明しています。
戸籍に関する証明書交付申請書もダウンロードできるので、故人の本籍が遠方の場合は、利用してみましょう。
現在は(対応している市町村に限りますが)コンビニで本人がマイナンバーカードを使って請求できるようになっています。
住民票・印鑑証明・戸籍と、マルチコピー機から印刷できます。開庁時間を気にせず取り寄せできて便利ですので、お試しください。
おまけ
戸籍謄本と戸籍抄本の違い
戸籍謄本とは、戸籍の原本を全てコピーして、市区町村長名と公印等を押して証明した書類のことです。
「謄(とう)」とは、「全文写し」の意味で、戸籍に入っている人全員の情報が記載されています。
夫婦と未婚の子が2人いれば4人の、未婚の子のうちひとりが結婚すればその子は除籍され、3人の戸籍謄本になります。
現在では、戸籍の情報をコンピュータ化して保管するようになり、名称が戸籍謄本から戸籍全部事項証明書に変わっています。
戸籍抄本とは、戸籍に記載されている人のうち、ひとり、もしくは複数人の身分事項を証明するものです。
「抄(しょう)」とは、「必要部分写し」の意味で、戸籍謄本と戸籍抄本で証明される身分事項について違いはありません。
こちらも電子化で呼称が個人事項証明書に変わりました。
既婚者はみなさんご経験でしょうが、結婚すると、夫婦ともに両親の戸籍から除籍され、新たな戸籍を作る仕組みになっています。
私はその後離婚したので、夫婦の籍から除籍しています。ですからそこには元夫がボッチです。
新たに私が戸籍を持ち、後に子どもたちを入籍し、私の旧姓への改姓を裁判所に届け出て変更した、という経過です。
これはね、あまり経験されていないかと思いますので今後のご参考までに。(え?何の参考?(笑)マジで名前の手続きってめんどくさいので夫婦別姓早く許可してほしいですよ。)
先延ばしにはできない話
「まだ元気にしてる親に、そんなんちょっと言いづらいわぁ」って思う方もいらっしゃるでしょうが、親世代も周囲に見送りを経験される方が増えてきますよね。既に喪主を経験した、という方もおありかも知れませんね。
まだの方でも、友人知人から死後事務手続きの煩雑さについての愚痴や苦労話を耳にされていると思います。
ですから、「先に集めとけるねんて!」という話は、親にとってはお得情報ではないでしょうか?
実際、親が自分で揃えておいてくれれば、将来の私たちのタスクが一個減りますし、親にとっても自分のルーツを改めて眺める機会になりますので、人生の終盤にはとてもよいことではないかな?と思います。
そして親だけでなくパートナーや兄弟たちとも、改めて、お互いが健在なうちに、「どんな死に方がしたいか?」死にまつわる考えを聴いておくことが大切なんです。
大切な家族だからこそ、何かしらきっかけを見つけては、話し合っていただきたいと思っています。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
THE way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
ラジオ、聴いてくださいね!
過去放送分も配信しています。
お申込み受付は3月より開始いたします。今しばらくお待ちください。
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終活 どんな余生を送ってほしいのか?
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は親の終活について。
具体的に聞いたこと、ありますか?
親と終活の話っていうと、なかなかしづらいものですよ…ね。
関係性や話の持って行き方によっては、
「早く死ねってゆっとるのかーーー!!」
と怒鳴られることもあります。
実子でもちょっとためらわれるのに、義理の子どもが口に出すのはかなり大変です。
いきなり財産のことを話題にしたり、老人ホームに入る話なんかをしてしまうと、先述のように怒鳴られてしまいますよね。
気持ちはわかりますが、ちょっとずつちょっとずつ、進めていきましょう。
子どもが親に対して思っているのは、
- 親らしく
- できるだけ健康で
- 安全に
- 好きなもの・大切なものに囲まれた
- 充実した暮らし
こんなところでしょうか?
これを可能な範囲で応援する、というのが子ども側のスタンスであるかな?と思います。
ですから、親の思い描く暮らしが共有出来たらいいですよね。
可能であれば、【最終的なゴールを共有する】つまり「病院か?自宅か?どこで死にたいのか」を聞くのが、逆算して組み立てる上ではわかりやすくていいんですが、いきなりハードルが高いようであれば、現在に近いところから質問をしていくのもいいかと思います。
- 元気なうちにやりたいことは?
- 夫婦一緒に、なのか?個々に、なのか?
- ひとりになったらどうしたいのか?
- 余暇に使えるお金がどのくらいあるのか?
- 子どもが多少援助できることがあるのか?それを望むのか?
- 家をより快適にしたいか?
- 好きな家事・苦手(キライ)な家事は?
などなど。
見ていてある程度わかることもありますが、聞いてみないと分からないことも多いです。
楽しい話題からなら、話しやすいと思いますので、要介護になった時の希望を聞いたり、延命に対する考え方を確認することもできるようになると思います。
本人の口座から介護費用を支払う約束や確認を取り付けておくことがとても大事なので、徐々に核心に迫れるようにしていきましょう。
誰かがたて替えたことによって、後々兄弟間に相続遺恨が残るかもしれないんです。
親にとってもそれは本意ではないと思うので、しっかりと段取っていきましょうね。
とにかくきっかけを作って、意思を共有すること、これがとても重要です。
人が死ぬとき、その死に方やタイミングは選べません。
寿命で老衰、という方はまれになりました。
事故なのか病気なのか、ゆっくり死ぬのかあっという間に死ぬのか。
どんな死にざまであっても、
を問い続けることによって、亡くなる時の満足度を上げることが可能です。
「どんな死に方がしたいか?」死にまつわる考えを聴いておくことが大切なんです。
幸福な死、満足の人生に向かっての道筋を探すことが、タブーであるはずがありません。
大切な家族だからこそ、話し合っていただきたいと思っています。
もっとフランクに、自由に、生き方・死に方を話せる世の中に変えていきたいと願っています。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
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『ニーチェの言葉から』
This is my way.
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What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
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唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
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終活~葬儀 どんな式にするのか?
みなさんは、どんな葬儀にしたいか?妄想してみたことはありますか?
どうしたい?自分の葬儀
どこでやる?
誰を呼ぶ?
宗派は?
喪主は?
予算は?
祭壇は?
戒名は要る?
食事は?
会葬御礼は?
遺骨・遺灰どうする?
などなど。
何歳で亡くなるか?
またその時の社会的立場によっても変わるものですが、自分が死ぬと、これらを全部遺族が決めることになります。
通常は。
でも、自分の葬儀なのに、人任せでいいんですか?
自分の最後のセレモニーです。
決められることは決めておきましょう!
さっき上に挙げたことは、実は全部自分で決めていいことです。
ただし、ご家族に伝えて、調整は必要になります。
そして、実際にその時実現できるかどうかも、ご遺族に委ねるしかありませんが(だってもう死んじゃってますしね…)、言いたいことは言っておいた方が、遺族もわかりやすくていいです。
なんせ、ご遺族は悲しむ間もなく葬儀社から矢継ぎ早にあれもこれも決めて決めてと言われます。
書類もたくさん書かなきゃいけません。
それに、親族の誰が泊ってくれるかとか、葬儀に着物を着るかとか、精進落としをどうするかとか、ほんとにあれこれ。
そんなん知らんわ!って言いたくなるくらい決断を迫られるのは、喪主をされた方や、近しい方を亡くされた方はご経験かと思います。
ですから、慌ただしいなかで迷いながら、遺族が決断を迫られるのであれば、前もって自分で決めて、伝えておくのがいいと思いませんか?
中には、会葬御礼の文章も準備される方もいるそうですよ。スゴイです。
- 今からの残りの人生をどう過ごしたいか?
- どんな終わりならいいと思っているか?
- 要介護になったらどうしたいか?
- 認知症になった時は?
- 大切にしているモノの処分はどうしたらいいか?
などなど。
叶えられるかどうかは別として、日頃から自分の希望を家族に伝えておくことがとても重要です。
そして、さらに、
- 親は何か考えているのか?
- 何かしらの備えがしてあるのか?
を聴き出せると最高ですね。
誰もが
を問い続けることによって、亡くなる時の満足度を上げることが可能です。
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終活 片づけで揉めるひとこと
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は親の終活について。
親の暮らしを気遣う子どもの心情って、どんなものでしょう?
残りがどのくらいあるか分からない人生です。
悔いなく生きてほしいし、穏やかでいてほしい。
好きなもの・大切なものに囲まれた、豊かな暮らしをしてほしい。
そんなふうに願っている子どもの気持ちを、どうしたらわかってもらいやすいでしょう?
そりゃ、親が亡くなった後、
「正直、迷惑かけてほしくない」とか
「後始末はこっちなんやからさ、片づけといてよね!」っていうことも、あるにはあると思います。
だけど、親ができるだけ自宅で過ごしたいというならば、寄り添いたい、叶えてやりたいと思ったりするもんですよね。(そうならない親子もるのは承知です…)
死ぬまでを、ずっと自宅で過ごすにしろ、途中で施設に入るにしろ、親にはどうしても持ち物を減らしてもらう必要があります。
介護ベッドを入れたり、介助の動線確保をしたり、ものを分かりやすく仕舞ったりといった、準備があってのことだからです。
私たち子どもの方も、必要なものは既に揃っていて、親の分はほぼ受け入れられませんよね。
親世代はものを捨てることに非常に抵抗感を持っています。
そんな人を相手に、「捨ててくれないと困る!」なんて言ってしまっては、二度とうちに入れてもらえなくなることだってあります。
「どうせあんたは捨てろって言うんでしょ!」「絶対捨てないんだから!」「もう来ないで!」と意固地になってしまうこともよくあります。
もし死ぬまで自宅で過ごしたいと親が言うのであれば、元気でいてくれないと安心できないですよね。
元気で過ごすためには、不意に怪我しないよう、通路や居室が安全でなければなりません。
安全を確保するためには、ある程度のスペースが必要です。
身体の衰えも考慮し、ものを減らして、よく使うものを使いやすい位置に配置し直す必要があります。
まずお互いに、ここを共通認識として持つことが基本になります。
いきなり片づけ作業を始めてしまっては、信頼関係がなくなってしまいます。
とはいえ、
『減らす=捨てる』
だと親の側に抵抗感が残り、スムースに減らす作業ができない可能性があります。
家からものを出すことに抵抗する人には、
- 「これ、もらってもいい?」
- 「友達がこういうの捜してたんだよね!譲ってもらえるかな?」
など、捨てないということがわかってもらえる表現で、少しずつ持ち出しましょう。
捨てられないけど、あげられる、という人は多いです。
「使ってくれるんだったらいいよ」と言ってくださいます。
売りに行く、ということも、提案してみてもいいですが、査定額に納得できずに結局持ち帰る、ということもよくありますので、子ども側に2軒3軒と回るのに付き合う余裕があれば、勧めてみてください。
・実家を片づける時のポイント・
あくまでも親の持ち物です。
意思を尊重して、取り扱いましょう。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
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